赤間硯 作硯家・硯研究家 Yoichi Hieda

学術博士の顔も持つ赤間硯職人

博士号を持つ学術博士(論文タイトル「赤間硯の造形ー造形及びその歴史と素材特性の調査研究-」)である日枝陽一氏は、全国で講演活動も行うなど、注目の作硯家、硯研究家です。
Dr. Hieda holds an academic doctorate with a doctoral thesis titled "Form and Material Properties of Akama Suzuri."

現代の生活スタイルに合ったモダンで美しいフォルム

日枝玉峯堂の硯は、赤間石の優しく温かみのある石色を活かすためにデザインが特徴です。中でも、楕円形は、現代のニーズに合わせたデザインと軽量化を追求したものです。
His suzuri highlights the gentle and warm stone color of Akama stone, making its design a distinctive feature.

職人自身が採石を行うから用意できる硯にあった泥砥石

筆に付いた紙の繊維、墨の膠が付着・凝固して目詰まりし、表面の鋒鋩(ほうぼう)がなくなって墨が磨りにくくなってきた時のための泥砥石。泥砥石と硯は相性が悪いと硯を傷めることがあるため、日枝氏は細心の注意を払い泥砥石を用意しています。
A mud whetstone is included for the purpose of restoring the inkstone's surface.

from 赤間硯 玉峯堂